何故こんなにも苦しいのだろうか
聞きたいのに聞けない
踏み入りたいのにそれは許されない
俺の中の知りたいという欲求が牙をむく
この欲求どう・・・押さえればいい?
「何か飲み物買ってくる…」
「俺コーラ!」
「俺はウーロン」
「ツッチ−と同じな!!」
「隼人は?」
「何でもいーぜ」
あのあと直ぐに遊びに出かけた。
放課後属に言うライフなんて俺には経験無いから本当に嬉しかった
それぞれからお金を受け取って(その辺はきっちりしてると思う)
近くの自販機に四人分のお金を持っていく
ゲーム機のありとあらゆる音が耳に直に響いた
「ちょっと聞きたいんだけど…って!?」
「え・・・山口先生」
「おま、お前こんな所で何してるんだ」
「先生こそ」
「私は・・・小田切を探しているんだ」
「小田切・・・ですか?」
「あぁ・・知らないか?」
「すみません。わかりません・・」
「そうか。あ。がいるなら矢吹達も居るのか・・?」
「一応…」
「ったく・・・・あの後授業にも出てなかったから何処に行ったと思えば・・」
「すみません・・・」
「え?が謝らなくてもいいんだぞ!」
「ですが」
「あいつらが授業サボっただけだからな気にしなくていいって」
「はあ・・。」
「また聞き込むか。じゃぁな」
「あ。はい!」
山口は先程俺が来た道を歩いていった
小田切を探している?
何のために?
まさか、その小田切を学校に来させるのが目的であろうか
けど小田切の居場所を知ったところで、どうしようもないだろう・・
あの理事長との話し合いで決まった事だといっていた筈だ
意見を覆せることなど俺には無理だと思う
あの人はどうするつもりなんだろうか・・・・・
あの先生が何をしたいのか俺には理解しかねた
暫し考えていたら遅くなってしまった
急いで買い終ってから戻ってみると
向かいから走ってきた男とおもいっきりぶつかってしまった…
「って…」
「ご、ごめんなさい」
そいつは俺を見た瞬間…いや黒銀の校章を見た瞬間また血相を変えて走り出した
「なんなんだよ…」
起き上がって戻るとそこには山口と矢吹達が話している
雰囲気的に一触即発かと思われた
やばいか・・・っと思っていたら隼人が俺に気づいた
目が合った瞬間に彼は微かに笑った
その後隼人が急に柔らかな表情になり山口に何かを話しだした
「フレンツェンっていうクラブでバイトしてるよ」
フレンツェン…何のことだ?
初めから聞いていないから話の筋が全く理解できない
「フレンツェン・・何処にあるの?」
「表通りのバス停から梅田号行き乗って、終点で降りれば直ぐわかるよ」
「お前、案外いい奴なんだな。助かったよ」
山口は隼人の言葉に嬉しそうな顔をして、その場を去っていった
隼人は小さく笑ってまたキューを持った
後ろでは三人が楽しそうに笑っている
隼人は山口を何処に行かせたのだろうか
「梅田号行きの終点って…」
「嘘に決まってんじゃん」
「はぁ?」
「余計な事あいつがしてるからな」
「だからって…」
「いいじゃん。俺達は先公何か信じねぇの」
「隼人…でもやっぱ俺には無理だ・・」
いくら何でも人は騙してはいけないと俺は思うから…
置いていた鞄を持って走り出そうとしたら、隼人におもいっきり腕を捕まれて引き寄せられた。
やめろと言っている彼の鋭い瞳とカチ合った。
目が離せなかった
それに俺は力を抜けざるをえなかった
「は優しすぎるんだよなぁ」
「それがのいー所だろ」
「だよなぁ」
土屋と日向が騒ぎ始めたけど俺はまだモヤモヤした気持ちでいっぱいだった
それは武田も同じだったようで…隼人の方をずっと見ていた。
けどそれを俺はまったく気づかなかった
山口がこれからどうするのかが気になって仕方が無かったから
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-----あとがき----------
はい。書き直しを要求します(自分で書いたのに!?)
なんか此処の部分、どーしても頭に実は浮かばずに微妙な感じで仕上げてしまったんです(最悪)
今度、必ず書き直しをしようと思っています。
次はヤンクミの一喝シーンですね!!
書くの実は楽しみです(笑)
此処までお読みいただき有難う御座いました!!
宜しかったら感想下さい!!