温かいくせに冷たい






!ないやってんの?」

「みんなに差し入れ持っきたんですよ」

「あ!ドライアイス?」

「はい。悪くなりますから」

「そうだねぇ頭いい〜」

「そんなことないですよ。誠二君、頑張って練習してきてから皆さんで食べましょう?」

「絶対だよ!!」

「はい。もちろんですよ」

「うっしゃー!!燃えてきたー」

そのまま誠二君は行ってしまいました・・

もう少し落ち着きがあるといいなぁって思ってしまいます

けど、あんな誠二君だからいいんですよね。

「苦労かけるな」

「苦労なんてとんでもない!とっても楽しいですよ」

「そうか・・。でも一応な」

「一応ですか」

「いいんだ。気にしないでくれ」

行き成り私の後ろに立ったのは、武蔵森サッカー部キャプテンの渋沢先輩でした

年はそれほど違わないなのにそれ以上のように貫禄は十分で、

落ち着いていて凄くステキだと思います

「何を作ってきたんだい」

「あ。レモンのゼリーなんです。今日は暑いですから」

「冷蔵庫に入れればいいと思うんだが」

「二・三軍の皆さんのは家庭科室お借りしたんですが、一軍のは入りきらなくて・・・」

「そうか・・・部費で今度なんとかしよう」

「え!?いいですよ・・・そんな!!」

「いいんだよ」

にっこり笑ってキャプテンは私の頭を撫でてくれました

凄く嬉しいんですが、やっぱり部費ってのは・・・

「部費かよ・・・」

「三上か」

「はい。どうぞ」

「サンキュ」

凄く汗だくでやってきたのは三上先輩です。

武蔵森の10番を背負うとてもカッコいい先輩です

私はすぐさまドリンクとタオルを渡しました

なんたってマネージャーですから!!

そうそう、マネージャーは私しかいないんです。

この前、何人かいたマネージャーが急に全員止めていったんです。

凄く美人な方達だったんですけれど、どうしたんですかね・・・

結構これが毎回なんですよ。最初からいるのは私しかいないんです。

「部費で落とすって・・・お前・・もう無理じゃ」

「俺なら出来るだろう?(爽)」

「・・・・・・・・出来るな」

なにやら三上先輩は脅えているようです

それにしてもいつ見てもステキな笑顔です渋沢キャプテン

しかし・・・・

「マネージャー?これって差し入れ?」

「あ!はい。」

「甘いわけ・・・・?」

「大丈夫ですよ!三上先輩には特別に珈琲ゼリーなんです!後で召し上がってください」

「さっすが!やっぱり気が利くな。」

「やっぱり?」

「前いたマネージャー達は駄目だあれは・・・役に立たない」

「え?」

「化粧臭いしな。それに殆ど汚れ仕事はしないと来たもんだ」

化粧臭い・・・ですか。気にもしなかったです。

私なんかよく暗くてみすぼらしいっとご注意を貰ったことがあったんですけど

そういえば前にそれ言われて少し身の回り・・・というかですね格好を少し整えてみたんです

寮の友人に手伝ってもらって・・・

けど、怒られた記憶があります

皆さん顔を真っ赤にされて・・・・

顔が赤くなるほど自分の顔はいけなかったのでしょう。それ以来やってません・・





はその点で大丈夫だから残しておいたんだよ?」

「笠井」

竹巳君がいらっしゃいました。三上先輩が声をおかけになり、何やらお話しをしておられます。

ここでも私はよく冷えたドリンク等を渡します

これはマネージャーの務めですから

「今日はゼリー?」

「はい!皆さんの分もありますので宜しかったら召し上がってください」

「ありがとう」

これが日常なんですけど、いつも皆私の頭を撫でてくれます

やはり小さいのは特になりませんね・・・

さて、3軍と2軍の皆さんにも冷蔵庫の中にあると言わなければなりません

まだ先程のお話をされてる、御三方を向いて声を掛けました

「あの、2軍3軍の皆様に冷蔵庫の中に入ってるといわなければならないので、これで・・・」

「いや、行かなくていいぞ。」

話を遮ってキャプテンがにっこり笑った

その隣で竹巳君が微笑みながら頭を撫でてくれました

なんか少し安心します

本当は2軍の皆さんが恐いなんて・・・正直言えませんから

キャプテンさんは二軍、三軍の練習を止めて大声で私の言おうとした用件を言ってくれました

皆さんの大きな声が響きました

なんでしょうか・・・

もしかしてゼリーとか嫌いな方多いのでしょうか・・・

。心配すんな・・あれは喜んでるだけだって」

「え?そうなんですか」

「ああ」

ちょっと嬉しくなりました。

自然と笑みが浮かびます。

あれ?先輩、それに竹巳君もどうしたの?顔赤いです

「あ、あの・・」










!!!!!!」

「あ!せいじく・・・ほぁ!!」


誠二君が大声で猛スピードで走ってきて私の名前を呼んでいたので

答えようとしたら身体が浮きました。

誠二君はそのまま地面に滑ってこけてしまいました

大丈夫でしょうか・・・?

「てめぇ馬鹿代!!に怪我さす気か!!」

「え?」

後ろから何故か目隠しされました・・・

前の方では凄く大きなドカとかゲシっとか聞こえます

しかし、まったく見えません・・・あ。音がやみましたね


「ごめんね」

「中西先輩?」

「こんな危ないシーンは見せらんないからね」

「はい?」

目を隠していたのは中西先輩。

離していただいたので少し眩しいですが前を見ました・・あ!・・・誠二君が倒れてる

え?え?もしかして・・・具合悪いのかなぁ!!

急いで駆け寄ろうとしたら腕、つかまれてしまいました

「大丈夫だよ〜地面とお友達になりたいだけだから」

「根岸先輩」

「気にしないきにしない」

「え・・でも」

「ね?」

「は、はい」

微笑まれてしまいました・・・なんか恥ずかしいです・・・

あ。もしかして一軍は練習を終了なされたんでしょうか・・・

今日は監督もいませんし・・・

挨拶はなしなんでしょうか

「もう終わった」

「ほぇ!!あ・・良平君に近藤先輩」

「お疲れさま」

「いえ・・あ!はいどうぞ」

「あれがと。あー・・・冷たい〜」

「良平君も」

「ああ・・・」

後ろからのお声は学年の違う二人組

凄く思ったんですけど・・・・このふたりは随分違います

でも両極端だからこそ、凄くお二方のお傍は落ち着きます

!!」

「誠二君大丈夫なの!?」

「平気だよ。丈夫だけがとりえだから」

「大森先輩!俺の台詞取らないで下さい!!」

徐々に一軍の皆さんが増えてきました

そろそろ・・・いいですよね・・・

「誠二君。食べますか?」

「え!??いいのー??」

「はい!もちろんですよ。一軍の皆さんもです」

そういいながら微笑むと皆さん視線を逸らされました・・・

え?え?何か・・・悪いこと言いましたでしょうか

さん。平気だよ」

「高田先輩」

「皆恥ずかしがってるだけだから」

恥ずかしい・・・ですか?

何かあったんですね!!まだまだ勉強足りないみたいです・・・

マネージャーとしてもっと色々観察は必要だと監督にも言われましたのに・・・


「これ開けていい?」

「あ!誠二君。それドライアイスが入ってるので気をつけてください!!

低温火傷・・してしまいます」

「ドライアイスって・・・おかしいよね・・・」

「なんだよ行き成り・・・」

「だってさぁ三上。低温火傷だぜ?」

「だからなんだよ・・・」

「根岸・・・先輩?」

「冷たいのに、温かいわけだろ〜?」

「冷たいのに温かい・・・ですか」

「いや・・・何かちがくないか?」

「よく考えてもみろよ!渋沢!温かいっていうより熱いのかもしれないけど・・・

火傷だぜ!火傷・・・」

「まぁ確かに。」

そうですね・・・・確かにおかしいですね?

実際に火傷したことがないので分かりませんが・・・熱いのでしょうか・・(作者もありません;;)

でしたら何故冷えるのでしょうね?

考えたらキリがなくなってきました・・

「温かいくせに・・冷たい?」

。逆」

「え!?」

「止めましょうよ・・・」

「そうだな」

「えー・・・」

「根岸。知りたかったら自分で調べろ」

「分かったよ・・!調べような」

「あ、はい!!もちろんです」

ドライアイスって、冷たいのに温かいってことなんですよね・・・?

「冷たいの手の方は心が温かいっと言いますし・・・そういうことではないのですか?」

私ってば、思っていたことを口に出してしまいました・・・

どうしたのでしょうか。皆さん固まってます

「ククク・・・」

とたんクスクスと笑い声が聞こえました

え?え?・・・・私可笑しいこと言いました?

「かわ・・・可愛い・・」

次第に聞こえてくる言葉に、恥ずかしくなりました。




温かい手だと心が冷たいってことはないと思うんです。

手が冷たくても心が温かいのはドライアイスみたいな物だと思います

触れて見なければわかりませんよね?









----あとがき-----

意味不明でした・・・・移転後の一発目の夢・・・・だめだぁ
そして始めての森一軍大体のキャラ・・・・いやぁ勉強不足。
特に根岸のキャラがさっぱり分かりません・・・;;;
似非で大変申し訳御座いませんでした