いつものように町へ出かけて御茶屋で寄り道

おいしいね。楽しいねっと笑顔が浮かぶ

けれど何処かいつもと違う

それは乱太郎がいないくて二人だけだからか

それとも大好きなお団子も喉を通らない位に恋焦がれる僕の気持ちか

残りのお団子を見つめたままで僕は俯く

言っちゃいけないんだけど言いたい

砂糖菓子のように甘い気持ちを言いたい

パパの様に駆け引きなんて僕はしたことがない

けれど、今なら出来る

君が僕のものになるならば、喜んで僕は君に全てを捧げれるから





























   駆引き





















「ねぇきり丸」

「ん、なんだよ」

「銭を望むだけくれるって言ったらどうする」

「のっ望むだけ!?」

「うん」

青ざめたり嬉がったり表情がくるくる変わっている

面白いなぁって思った

僕も望むだけの菓子をくれるって言われたら絶対こんな表情になるはずだ

けどね、僕には裏があるんだよ。きり丸

「そりゃぁ…俺も」

あげるとか返すを言いたくないのか

こっちを見つめたままで口をぱくぱくさせている

可愛いなぁって思った

見返りなんて僕は要らないよ

だって君に全てを捧げたいんだから

でもね、それじゃ君は手に入らないんだ

「じゃぁさ…なってよ」

「え?」

「僕のものになってよ」

「し、しんべヱ…」

気付いてなかったみたいだけど僕はきり丸をいつも見てた。

好きなんだよきり丸…

何よりも誰よりも僕は君が好きなんだ。

「僕は本気だよ」

さらりと長い髪を取り口付けをした。

甘い香が僕には嬉しい

けれど彼を食べるにはまだ早い

「好きだよ。きり丸」

福富家の財産を捨てても僕は綺麗な君が欲しいんだ…

初めての駆け引き

砂糖菓子のような気持ちと一緒に君に捧げる気持ちの伝え方

どうする?僕の元にくる?

僕は好きなものに目が無いんだ。

全力で奪わせて貰うからね

覚悟して







































--あとがき--
誰よこれー!!!???
意味不明ー!!!んでマイナー!!!