泣かないで泣かないで俺は君の涙には弱いから…

君の涙に欲情を押さえられないから




 





独占欲と君の涙




 




「泣くなよ」

とめどなく頬をつたう雫にどうしようも出来ずに小田切は髪の毛を掻き上げた

顔を上げると空が高く見えた

ポタリポタリと透明な液体が彼女の握り締めているスカートに

染みを作り出している

しかし目の前で顔を赤くしながら泣いている彼女に

優しい言葉が出てこない

何で俺って駄目な奴だと小田切少し悲観気味にもなってしまった



「な、泣いてないもん!」

小田切はシャクリをあげて否定する目の前の少女の顔を

是も否も問わず上に向かせた。

「じゃあ。これは何だよ」

案の定、彼女は目を赤くさせて瞳を濡らしていた。

知らず知らずに溜め息を漏らした。

「これは・・・・違うの!」

必死に自分の手から逃れようとする彼女に

理不尽だがどうしようもない愛しさが溢れて小田切は胸に抱き締めた。

このまま自分の腕の中に閉じ込めておければ何という幸せだと

腕の中で今だ泣いている少女に想った

頬をつたう雫は綺麗だけど彼女は更に綺麗だと思った。

しかし冷静に考えると実は原因は小田切自身な訳で…

「ごめんって…」

「竜のせいじゃないもん…私が」

「本当・・ごめん」

「違うの!!!!っん・・・」

小田切は少女の涙にたまえらずに唇にキスをした

抱きしめている身体は硬直していて、それを解いてあげるように優しくキスをした

無防備な君のその唇に

「りゅう・・・」

「・・・・」

唇を離すと虚ろな瞳が小田切を襲う

その瞳を受け止めつつ、ちゅっと音を立てて顔中にキスをした

彼女の涙は驚いたためかピタリと止まっている

小田切は目の真っ赤なウサギを思い出した

思い出したと同時に小田切の中で強い独占欲が生まれた

好きで好きで仕方が無い・・・独占欲

「誤解・・・させて悪かったな」

「違うよ・・・私が勝手に・・」

「俺が好きなのはお前だ。他の誰でもないから・・だから・・・泣くなよ」

「竜・・」

「お前が好きだ」

「うん!」

独占欲とは恋人同士の特権であり愛情表現でもある

少女の涙に駆り立てられて独占欲が生まれた

「お前をこれから俺色に染めるから」





泣かないで泣かないで。俺は君の涙には敵わないから

君の涙が愛しく思えるから






-----あとがき------------
はぁい意味不明な文章!!
突発的に思いついて書きました。色々と申し訳ないです
こんなの拍手にしていいのかな・・・
しかも「ごくせん」だよ!?竜ですよ!?
あ。女主かいてるじゃーんって突っ込みなしな方向で(オイオイ)
勢いにだけで書いたからさっぱし意味不明だよ
それに彼女の泣いている理由書いてないしね(駄目じゃん)

はい。ごめんなさい・・・

此処までお読みいただいて有難う御座います!!

これからも精進致します・・・


拍手ありがとう御座いました!!

これかもliberalismをご贔屓に・・